ソフトウェアやハードウェアなどは、意味を知らなくてもスマートフォンやパソコンを使っているなら誰でも触れて、実際に生活に役立てています。

こうした用語は、アプリやシステムの作成を依頼するときに何を指すのかを覚えておくと、コミュニケーションに役立ち、内容を理解するのに役立ちます。

本記事では、ソフトウェアとはどのようなものかをわかりやすく、そして種類や利用形態別に紹介します。

よく比較に出される似たような言葉の「ハードウェア」との違いにも触れますので、ぜひ最後までご一読ください。

アプリ・システム開発のプロが開発のお悩みを解決します

アプリ・システム開発の6割が失敗すると言われています。クライアントのリピート率100%のリレイスにご相談ください。

\ まずは無料相談!1営業日以内に返信 /

ソフトウェアとは

ソフトウェア(Software)とは、物理的に触れられるハードウェア(Hardware)とは異なり、触れられないコンピューターやスマートフォン等に組み込まれたプログラムのことです。

回路や装置、サーバーや基盤などの物理的なものをハードウェアと呼び、これらと相対するものとして「ソフト」と呼ばれることもあります。

主にOSとアプリケーションソフトの2種類に分けられ、それぞれの目的や機能が異なります。

ソフトウェアとハードウェアの違い

ソフトウェアとハードウェアの違いをわかりやすく簡単にすると「目に見えるかどうか」です。

ハードウェアは以下に挙げたもののように目に見える形で存在しています。

  1. マウス
  2. モニター
  3. ハードディスク
  4. プリンター
  5. スキャナー
  6. サーバー
  7. キーボード
  8. マウス
  9. スマートフォン
  10. コンピューター

一方で、ソフトウェアはこれらの中に組み込まれた目に見えないプログラムのことです。

人間に置き換えると、運動神経や情報処理能力などに当てはまり、見た目からはわかりません。

なお、ハードウェアは「ソフトウェアによって動作」しますから、密接な関係にあり単独では使えないのもポイントです。

ソフトウェアの種類

ソフトウェアにも種類があり、以下の3つに大別されます。

  1. オペレーティングシステム(OS)
  2. アプリケーションソフト
  3. その他

オペレーティングシステム(OS)

オペレーティングシステム(OS)は、アプリケーションが動作するために必要な「指示」を出すソフトウェアのことです。

指示だけに限らず幅広く根幹を担いますが、以下が代表例です。

  1. コンピューターに含まれている情報の管理
  2. 操作手段の提供
  3. 特定の機能に関する利用率の向上
  4. ファイルやタスクの管理 など

オペレーティングシステムによって、パソコンやスマートフォンはそれぞれに特徴があり、提供されるサービスが異なるわけです。

OSソフトウェアの例の一覧

OSソフトウェアの例は、以下のとおりです。

パソコン スマートフォン
WindowsmacOSLinuxChrome OSUnix iOSAndroid

アプリケーションソフト

アプリケーションソフトは、特定の機能や目的を実現するために作られたソフトウェアのことです。

応用ソフトウェアとも呼ばれ、根幹であるOSの上で「何か」を実行するために用いられます。

アプリケーションソフトは、それぞれのOSにあわせて作られるため、アプリは同じでも構造が異なります。

なお、異なるOS間でも動作するプログラム言語を用いて作成する「クロスプラットフォーム開発」と呼ばれる方法の場合は、汎用性の高いアプリケーションソフトを構築できます。

アプリケーションソフトの例の一覧

アプリケーションソフトの例は、以下のとおりです。

  1. 文書作成
  2. 表計算
  3. 会計
  4. メール
  5. チャットツール
  6. 画像編集
  7. データベース
  8. 音楽編集
  9. 動画編集 など

その他

代表的なOSとアプリケーションソフトに加えて、ハードウェアといった特定の機器を通して機能を実現するものも「ソフト」と呼ばれます。

これらはそれぞれ別名で呼ばれており、以下のものが該当します。

名称 内容 代表例
ファームウェア 電子機器に組み込まれたシステムを制御する ルーターや家電など
ミドルウェア OSとアプリケーションソフトを繋げる 機能拡張やサーバーなど
プログラミングソフト 人が理解できるアセンブリ言語で命令するソフト テキストエディターやゲーム開発など
ドライバ 特定のデバイス(マウスやモニター)を動作させるソフト マウスドライバやモニタードライバなど
ユーティリティソフト OSやアプリケーションソフトの機能や使い勝手を向上させるソフト ウイルススキャンやバックアップソフトなど

ソフトウェアの利用形態別の種類

ソフトウェアは、利用形態別にその種類をわけると以下の4つとなります。

  1. フリーソフトウェア
  2. フリーソフト
  3. シェアウェア
  4. パッケージソフトウェア

フリーウェア

フリーウェアは、無料で利用できるソフトウェアのことです。

すべての機能を使える製品や、有料版から一部を切り取ってお試しできるようにした製品まで種類が豊富です。

OSにあわせてインストールするだけで利用できますが、ウイルスに感染するといった悪質なものまで含まれます。

フリーウェアはコストがかからない反面、よく見極めてから利用する必要があるでしょう。

フリーソフト

フリーソフトは、自由に使えるソフトウェアで、オープンソースのように複製・改変・再配布できるソフトウェアです。

フリーウェアと同様に無料で利用できるものがほとんどですが、複製・改変・再配布等の許可がある部分は大きな違いです。

世界でもシェア率の高い「WordPress」もこのフリーソフトに該当します。

シェアウェア

シェアウェアは、一定の期間は無料で利用できる有料のソフトウェアのことです。

使用者と開発費をシェアする形態から名づけされ、個人から企業まで幅広いソフトウェアが販売されています。

現代では、サブスクリプションという形でライセンス料を支払う形式が増えています。

パッケージソフトウェア

パッケージソフトウェアは、家電量販店やパソコンショップ等で市販されているソフトウェアです。

汎用性が高い機能を1つにパッケージングし、無料で利用できるフリーソフト・フリーウェアと比べて豊富な機能が利用でき、サポートまで充実しています。

販売形態は「買い切り・サブスクリプション・ライセンスの購入(一度きり)」などさまざまです。

まとめ

ソフトウェアは、大別される種類や利用形態によって複数の呼ばれ方をし、目的や機能も異なります。

そのすべてを指してソフトウェアと呼び、ハードウェアを動作させるために必要な幅広い機能を担います。

スマートフォンのOSやアプリは、もっとも身近にあるよい例ですので、ぜひ本記事を参考にソフトウェアの理解を深めてください。